第57回海中海底工学フォーラムのご案内


  
        日  時        2016年 4月22日(金)
			研 究 会: 13時 ~ 17時 
            懇 談 会: 17時10分 ~ 19時10分 

        場  所        東京大学生産技術研究所 An棟 2Fコンベンションホール「ハリコット」
            〒153-8505 目黒区駒場4-6-1  電話:03-5452-6487
            http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/map/index.html 参照
        参 加 費        研究会:無料   
                        懇談会:3,000円(30才未満および70才以上無料)
                振込先 郵便振替:東京 00150-8-354229、口座名:海中海底工学フォーラム

        主  催        海中海底工学フォーラム運営委員会
    共  催    東京大学生産技術研究所(生研研究集会)
    協  賛    (公社)日本船舶海洋工学会、海洋調査技術学会、海洋音響学会
            *(公社)土木学会、(公社)日本水産学会、IEEE/OES東京支部、
            MTS日本支部、 東京大学海洋アライアンス

    連 絡 先    東京大学生産技術研究所 海洋探査システム連携研究センター  杉松 治美             電話:03-5452-6487 Fax:03-5452-6488             E-mail:harumis@iis.u-tokyo.ac.jp             申し込み用紙(PDFファイルです) 申し込み用紙(WORDファイルです) (締め切りは4月15日(金)とさせていただきます) *「土木学会認定CPDプログラム」
研究会:13時-17時: *プログラムは主催者の都合により変更する事がありますので、御諒承ください。 1)挨 拶   13時00分-13時15分   九州工業大学社会ロボット具現化センター 浦  環 2)土星衛星エンセラダスの内部海で起きている海底熱水活動   13時15分-13時45分   海洋研究開発機構 渋谷 岳造 [講演概要]2015年、JAMSTECや東大を含む国際共同研究チームにより、ナノシリカがエンセラダス内部海に存在することが 明らかになった。日本のグループはこのナノシリカがエンセラダス内部海で形成する条件を解明するために、JAMSTECの 高温高圧熱水実験装置を用いてエンセラダスの岩石‐海水反応を様々な温度条件で再現した。 その結果、岩石コアと海水が少なくとも90℃以上で反応していなければならないことが明らかになった。 このことは、内部海の海底で現在も熱水活動が大規模に起きており、熱水活動を通して岩石コアから内部海に 化学エネルギーが供給され続けていることを意味している。 つまり、エンセラダス内部海には生命活動を支える環境があることが確認され、地球外生命存在の可能性が飛躍的に高まったのである 3)海洋性細菌によるリグニン分解とその有用利用   13時45分-14時15分   海洋研究開発機構 大田 ゆかり [講演概要]陸域で一次生産されるバイオマス成分のうち、最も存在量が多いのがセルロースで、リグニンがそれに続く。 リグニンは複雑な芳香族ヘテロポリマー構造を取り、生物による分解を受け難い。既知生物でリグニンを完全に分解できるのは 一部の真菌類(白色腐朽菌)のみとされるが、これらは生育に高濃度の酸素を必須とする。そのため、陸域から海域に流入した リグニンが分解される速度は著しく遅いとされ、これまで研究の対象とされることは殆どなかった。 本講演では、海底沈木より分離した細菌が保有する、リグニン主要結合を還元的に開裂する酵素群とそれらの有用利用について紹介する。 4)東青ヶ島カルデラの熱水鉱床発見   14時15分-14時45分 その一 音響画像が捉えた東青ヶ島カルデラ熱水鉱床の特長   東京大学生産技術研究所 浅田 昭 [講演概要]マルチビーム音響測深機EM302による海面からのカルデラ内部の地形と音響画像、 AUV「うらしま」に装備したSeaBat7125と合成開口インターフェロメトリソーナーの連携観測により新しい熱水鉱床を発見した。 1.5kHz曳航式SBPの観測結果を含め、その音響的特徴の解析結果について報告する。 その二 東青ヶ島海丘カルデラの自然金を伴う塊状硫化物 東京大学生産技術研究所 飯笹 幸吉 [講演概要]2015年、東青ヶ島海丘カルデラの水深750 m付近の中央火口丘南麓や東部カルデラ床等における、重力式柱状採泥器、 AUVおよびROVを用いた詳細調査によって、閃亜鉛鉱を主に含んでいる塊状硫化物濃集体を発見した。 この海洋性島弧前弧域のカルデラに産する塊状硫化物濃集体は、高さ30 mのブラックスモーカーチムニーを伴う硫化物マウンド (直径40 mx高さ20 m)として存在している。マウンドやチムニー試料には最大で30 µmの大きさの自然金が含まれている。 様々な大きさの金粒子はFe-poor閃亜鉛鉱や方鉛鉱中の微小な黄銅鉱、黄鉄鉱などに伴っている。また単独でも産出している。 5) 深海ケミカルカメラ -小さな光の深イイ話-   14時45分-15時15分   東京大学生産技術研究所 ソーントンブレア [講演概要]地質、環境汚染、資源など、多くの目的で人は海底の化学調査を行う。これらには海底からサンプルを取得し、 それを陸上で分析することが基本である。しかしながら、サンプリング調査では、分析まで時間がかかり、得られる情報は リアルタイムでの判断に使うことができない。そこで本研究では、化学情報を現場での判断に用いることを可能とするため、 海底で岩石や堆積物の成分をその場でリアルタイムに分析できる深海ケミカルカメラ(ChemiCam)を開発している。 ChemiCamでは、高出力のレーザーパルスをターゲットに照射することによってプラズマを生成し、その光を分光分析することによって 含まれる元素をリアルタイムに知ることが可能である。 本講演では、ChemiCamを用いた実海域でのオペレーションと得られた成果について紹介する。                   

 - 休憩 -

6) 防衛装備品として国内初のUUV開発   15時40分-16時00分   防衛装備庁  池尾 允、古川 嘉男、北 貴之、篠原 研司 [講演概要]防衛装備庁において現在開発を進めているUUVの開発状況を紹介する。 本UUVは、指示された捜索海域に対して、効率的な航走パターンを掃海艦艇等の艦上で自律的にプランニングにし、 海中に投入後、海況や障害物等に自律的に対処しながら、機雷を捜索し帰投するUUVシステムである。 開口合成ソーナーによる機雷探知実現のため潮流下における安定した姿勢制御等に取り組んでいる。 7) 沈没軍艦調査   16時00分-16時20分 その一 あだ花の特攻兵器「海龍」   (株)ウインディネットワーク 杉本 憲一 [講演概要]日本の特殊潜航艇の発祥はどのような時代背景があったのか。米国のオレンジプランに対抗すべき帝国海軍の 戦略の一環として生まれたとされているが、敗戦色濃くなる中で潜航艇の役割が大きく変容していく。 物資不足の中、いかに「海龍」の造船は計られたのか。そして、その構造や性能はいか様だったのだろうか。 私共が昨年8月4日に発見した海龍は、海底接触事故だったのか、処分沈船だったのだろうか。 リブリーザー潜水技術による詳細な画像・動画を通して考察します。 その二  トラック島沈没艦船調査 (株)アーク・ジオ・サポート 池田 克彦 [講演概要]1944年2月米海軍機動部隊の大空襲などで日本海軍の大要塞であった南洋群島防備隊司令部が壊滅し、 トラック環礁内外で百隻近くの日本海軍艦船が撃沈されたといわれ、その大半が民間徴用船でした。 ミクロネシアは第1次大戦でドイツ領を日本が占領割譲(国連信託統治)したもので、その一角であるトラック(チューク)島は 日本から約3400km、グアム島から飛行機で南へ約2時間北緯7度5分にあり、環礁は直径約50km、周囲約200km、 大小80あまりの島が点在しています。その中央部の春島(モエン島)夏島(デブロン島)の海域を主体に インターフエロメトリー方式水中音響測深機C3D(シースリーディー)で撃沈した船の探査を行いました。 限られた時間ですが探査概要をご紹介します。 8) 光海底ケーブル式観測システムによる岩手県釜石沖におけるリアルタイム海底地震津波観測網   16時20分-16時40分   東京大学地震研究所 篠原 雅尚 [講演概要]海域における地震・津波観測では、ケーブル式観測システムが、リアルタイムでデータを得られる点で優れている。 地震研究所の岩手県釜石沖光ケーブル式海底地震・津波観測システムは、2011年東北地方太平洋沖地震の津波により、陸上局が流失した。 このシステムから得られるデータは貴重であり、既設システムでの観測再開と新規ケーブル観測システム設置を、 システムの復旧として行ってきた。既設システムについては、局舎再建が完了し、2014年4月から観測を再開した。 ICTを利用したことが特徴である新規システムは、2015年9月に設置された。 本講演では、システムの概要と取得データを中心に紹介する。 9) Beluga-ARの開発 ~拡張現実を用いた水中可視化システム~   16時40分-17時00分   東亜建設工業(株) 三毛 凱仁 [講演概要]海洋工事における水中構造物の形状把握には、一般的にナローマルチビーム測量が採用されている。 この技術は、施工管理を行う上で必要不可欠なツールであるが、海底地形を面的に捉えるためには、測量船で対象範囲を航行し、 解析作業を行う必要があることから、リアルタイム性に欠ける欠点があった。 そこで当社では、i-Constructionに向けた取り組みとして、拡張現実(Augmented Reality : AR)の技術を応用し、 3次元の設計図面を取り込んで3Dソナーのリアルタイム映像を重ねて表現すると共に、3D-CADのように視点を変えて 水中の状況を可視化できるシステム「Beluga-AR」を開発した。 本発表では、「Beluga-AR」の概要と、消波ブロック据付工を行った現場への導入事例について紹介する。

懇談会 17時10分~19時10分


申し込み用紙(PDFファイルです) 申し込み用紙(WORDファイルです) (締め切りは4月15日(金)とさせていただきます) 申し込み先:東京大学生産技術研究所 海中観測実装工学研究センター 杉松 治美 Tel:03-5452-6487 Fax:03-5452-6488 E-mail:harumis@iis.u-tokyo.ac.jp